血尿記

こんな本を読んでおりました。大人になるとはどういうことか。むろん生物学的にはすでに大人だけれども、社会的に・精神的に・心構えとして、いかにあるべきか。

歳を取ってくるにつれて、最新のコンテンツを空気のように吸い込めなくなるのです。  (- 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?

 年齢が上がっていくにつれて肉体は変わっていきます。これは生物として避けられない。あるいは無生物であっても経時劣化は避けられない。諸行無常は普遍である。
そして、それゆえに、血尿は出る。

あの日、血が降った日。それはまるで、まるで悪夢の景色のように、恐ろしい眺めだった。

超音波でもレントゲンでも原因は明らかならず、そしてついに、ついにアレです。内視鏡を入れる。

Q.あなたの内視鏡はどこから?
「私は喉から」
「私は鼻から」
「わたくしはNYOU☆DOUからであります。フフッ」

麻酔もしますし最近のは細いから痛くないんですよ~って泌尿器科のお医者様がにこやかに仰るのでわたくしも安心して頷きました。オリンパスとかも細くて痛くない内視鏡のCMやってた気がするしきっと最新のやつはすごいんだな~って感じです。

でも検査室行ったらなんか太いんです。いやもしかしたらこれでも従来よりはかなり細くなったとかかもしんないけど、でも主観的には太い。これNYOU☆DOUに入れるんですか。看護師さんがにこやかに答えてくれた。
「男性は尿道長いからちょっと痛いですけど大丈夫ですよ~」

そうですかーッ。痛いっすかーッ。お医者様ーッ。
アアーッ、アイタタタターッ。

検査の結果は腫瘍なども見つからず軽症でした。二度目はやりたくないです。
他に特筆すべきは検査後最初の放尿で、麻酔液(ジェル)が尿に押されてジュルジュルと出て参ります。気持ち悪くてこわい。

古墳関係ない気もしますが実は完全に無関係とも言えない。お医者様見解によると自転車による悪影響は無いだろうということだったのですが、不安なのでナイスなマイチャリのサドルをスリット入りのやつに替えてみた、ということで。

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具合を確認するため慣らし運転、狛江の前原塚古墳へ。小さめの円墳ですが全体像が見渡せて都内にあっては写真写りがいいです。

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狛江は古墳がたくさんあるようなのでまたあらためて来ようと思います。サドルは良好です。

さて、すべてまとめて、大人になるとは何であるか。尿道内視鏡を入れることとみつけたり。痛い。であれば大人になんかなりたくないし、美少女になりたい(?)。むろん、生物学的にはすでに大人であるので、概念の話ですよ。