山陽っぽい街へ。それと古墳。

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日本各地へ鉄道旅行してると降りてみたくなる車窓ってのが時々あります。その日の行程を決めちゃってるのと、地方では列車本数が心もとないのであんまり思いつきで降りたりはしないんだけど。それで、気になる場所が旅行するたびに全国各地に増えてきて、放っておくともやもやするのでたまに休みが取れたら18きっぷなんか使って行ってみる。柳井もそんなところです。

柳井を初めて通過したのはいつだったか思い出せないのだけど、たぶん山陽本線をひたすら下ってたか上ってたかの途中だと思う、第一印象は「めっちゃ山陽っぽい」。あまりにも山陽な風景なので「うおおこれはいつか来なければならぬ」って思ってそれ以来行くタイミングを窺ってた。何をもって山陽と思ったのかは自分にも分からぬです。そしてその山陽っぽさのどんなところが魅力的なのかも名状しがたい。ともあれ行きたいのは間違いないし放っておけばもやもやして困っちゃう。さらに地図を見てたらどうも古墳があるらしく行くべき理由が揃った。それで、行ってきました。

山陽、というか岡山県以西の瀬戸内海沿岸の印象なのですが、海に近い平野に街があって、小さな川が流れている。川の水は綺麗。なるほど、これは山陽っぽいですね、なんとなく。あとは太陽光が明るい印象である。駅から歩いていくとほどなくして坂道があって、ゆるやかな傾斜にも家が建っている。こういうのは神戸なんかも共通の特徴なのだけれど、なぜか神戸にはあまり山陽っぽい印象がない。謎だ。

古墳柳井駅から歩いて30分くらいのところにあります。結構高い丘の上。墳丘に立つと柳井の街が一望できます。それで、この風景を見たとき、やはり車窓を見たときと同じ名状しがたい懐かしさのようなものが湧き上がってきた。うおお、これは山陽だ、超山陽っぽい。

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まず前方部から後円部を見上げる。するとこうやって、埴輪の向こうに山が見えるんです、山が。しかも丘とかそういうのじゃなくてちゃんと高さも傾斜もある未開発の山。これですね。懐かしくってファンタジー。分かんないですか、でもいいんです。私には分かるのだからね。でもこれはきっと重要で、祭祀の場である前方部から王様の墓である後円部を見たときに山があるってことは、偉い王様はあの山を背負ってるわけで、古墳時代ピープルも同じようにあの山にファンタジーというかなんかちょっと特別な感じを持っていたわけです、たぶん。

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それから、後円部から前方部を見ると、こっちは瀬戸内海。これも山陽っぽい。あと、古墳とは無関係なんだけど、海に隣接して建ってる発電所もどういうわけかすごく懐かしい感じがする。

 

山陽っぽさとは何であったかまとめ。

  • 川が綺麗。
  • 明るい。
  • 山がある。
  • 海がある。

あとは、なんだか懐かしい感じ。実家のあたりも山と海があって川もあるので。(日本中どこもそうじゃねえかと思うけど)それでいて、風景の印象がマイルドなので懐かしさがトゲトゲしない。それだけだと柳井である必然性はないんだけど。山陽っぽさとは一体何なのでしょうか。