浅間古墳:駅近葺石コロコロ

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古墳ていうと重苦しい感じがするけど案外駅から歩いて行けて誰でも入れてなんとなく歴史を感じて暇つぶしができるお手軽アミューズメントである。駅から歩いてゲーセン行く感じで駅から歩いて古墳行っちゃえばよいのだ。

今年の春の18きっぷシーズンは思いのほか暇で、その分5月6月が凄まじい忙しさで死んだのだけどそれはまあ良いとして、その3月下旬から4月頭にかけて桜前線を追いかけて電車で旅に出るという優雅なことをしてみた。その一環で静岡へ行き富士山を見て、となればいつも立ち寄る岳南鉄道に乗り、そうするとこの沿線には駅から歩いていけるアミューズメントがあるのである。

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岳南鉄道神谷駅の案内看板によると「徒歩10分で行けるよ」とまさに駅近がPRされている。

ただし徒歩10分といっても後半5分は愛鷹山に向かってひたすら登っていく。

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ピカチュウとかいるけどさらに登る。

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東名高速を渡ったところで振り返ってみれば中々の眺めである。

 

古墳は茶畑エリアの一角にあり現在はてっぺんが神社なので古墳の入り口には鳥居が立っている。鳥居をくぐって石段に差し掛かったところでまた振り返ってみると青春アニメのワンシーンで美少女がこっち見て手を振ってたりしそうな風景である。

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ところで肝心の古墳は鳥居の側から行くとかなり斜面が急である。ヒイヒイ言いながら登るような斜面の途中にあるので、古墳の反対側はあんまり高さがなくてなだらかに茶畑に続いていく。案内看板によると二段築成の前方後方墳で、古墳ではありがちだけどもおそらく元々斜面に段状に張り出してた土地に土を盛って成形した省エネ設計なのではないかなあと思う。

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鳥居とは反対側(斜面の上側、北側)からパノラマするとこうなる。

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前方部が低くて平らな設計。こっちから見るとあんまり高さがない。なお一番上の写真は鳥居の側から見たもので、ちょっとした小山である。

この古墳の周囲をぐるりと歩いてみると、後方部の周辺に結構たくさんコロコロした丸い石がある。小さな村の神社の周辺に立派な石垣を巡らせるとも思えないので、きっと古墳ができた当時の葺石にちがいない。そう思ってずっと歩いてると神社の石段脇の補強に使われてる石なんかも葺石を再利用したんじゃないかという気がしてきた。とにかく千六百年も前の構造がちゃんと残ってるってのは最高にワクワクします。アミューズメント。

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